電池を入れたまま電源を切り忘れてしまうこと、たまにありますよね。
アルカリ乾電池であれば1本数十円程度だし、そもそも使い切りなので諦めもつきますが、
充電池であれば充電して再度使いたいと思うものです。
しかし、「過放電」してしまうと簡単には復活させられないこともあります。
今回は、過放電してしまったニッケル水素充電池の復活方法を紹介します。
過放電とは
「過放電」…電池の残量がない状態でさらに電池を使い続けること
ニッケル水素充電池は、容量が残った状態で充電するのが基本です。
ニッケル水素充電池のトップブランド「eneloop」のパナソニックでは、
電池容量の50%~70%を目安に充電するよう案内しています。
https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/18130/p/1849
過放電した電池は充電エラーになる
過放電してしまった充電池を充電器に入れても、数秒でエラー表示されることが多いです。
一方、約1分待ってエラーにならなければ成功と判断してよいと思います。
充電池と充電器には相性がある
充電エラーになっても、他の充電器に入れたら充電できたという事例はよくあります。
充電器を複数持っている人は、全ての充電器で試してみるとよいと思います。
ちなみに私が使っているのは以下の4種類です。
左上:ラジコンのミニッツ用純正品
コンパクトなので持ち運び用
左下:この中ではハイエンド、ラジコン業界ではミドルクラスの充電器
ハイテック(HITEC)X4アドバンスミニⅡ
右上:たくさん充電できる比較的安価な充電器
右下:災害時用に購入した充電器
高価だから復活可能性が高いということはなく、成功する充電器の傾向は不明です。
同じメーカーの充電池でも、復活できる充電器が同じとはかぎりません。
やはり、「相性」という非科学的要素としか言えません。
しかし、全ての充電器で試しても復活できない場合もあります。
そんなときは以下の方法が効果的です。
(自己責任でお試しください!)
ショートさせて強制復活
過放電したニッケル水素充電池を、持っている全ての充電器に入れてみても充電が始まらない場合、
10円玉2枚を使って電池2本を繋いでショートさせます。
ショート→充電器①→充電器②→充電器③→充電器④
この作業を何回か繰り返すと、いずれかの充電器で充電が始まります。
10分程度充電できたら、お好みの充電器に入れ替えてもよいかと思います。
私は、ハイテック(HITEC)X4アドバンスミニⅡでリフレッシュさせています。
今のところ、この方法で10数本のニッケル水素充電池を復活させました。
復活できず廃棄した充電池はありません。
ただし、強制復活させた充電池は性能が劣化しています。
ラジコンなど瞬発力が求められる場面には不向きです。